ついに!!
つ~い~に!!!
念願の石垣島ダイビング旅に行けました~!!とはいえ、日程は二泊三日、しかも3日目はAM:8時50分石垣発の飛行機で帰る為、あってないようなもの。かなり強行軍。
それでも、初日と二日は潜れるので、合計5本のダイビングが出来るのです!!
ダイビングは30~60分を1本と数えまする。で、酸素ボンベから吸い込んだ窒素が体から抜けるまで、1本潜った後は、一時間~ニ時間の陸上での休息を必ず必要としまする。その為、一日3ダイブが平均とされてます。
さて初日、AM6時25分羽田発石垣行き、飛行機に乗ること3時間、9時25分に無事石垣島到着です~♪快っ晴vv迎えに来ていたダイビングショップの方と共に、早速マンタの住む川平湾へ向かいました~v
が、空に水を湛えたかのようにどこまでも青く澄んだカビラの美しい海は、北からの強風に煽られて、大荒れ。とてもじゃないけれど、船が出せないそう。おかげでドカンと下がったテンションで、「伊豆よりちょっと綺麗」くらいの、マンタもおらず、サンゴもそこそこくらいしかない海域で潜る事に。
寝不足で体調も良くなかったので、その日は二本の予定を一本で終わりにして、グラスボートに乗ったり、海辺でサンゴや貝を拾って、彼氏と一緒だったらなぁとぼやいた後輩に投げつけてみたりv 翌日の為に体力を温存する事にしたのです。トカゲだかヤモリだかが天井といわず壁といわず床といわず這い回る民宿でぐっすり休みました。
さて次の日、天気は晴れ。相変らず風は強かったのだけれど、午後、つまり、3本目にはなんとかマンタの居る海域に行けるとの事。ヤッター!!!神様ありがとう~!!!!
……と、感謝したのもつかの間でございました……。
「なんとか」
それはつまり、「かろうじて」船が出せる状態。海上はものすごい高波なんです~!!!!
一メートルぐらい、一気に上がって一気に落ちる。ぐわんぐわん上下に揺れされて、その状態が十五分くらい続くんですよっっ。
私の三半規管は限界。しかもその上下に揺れる状況下で、下を向いて、タンクにレギュレーターやら何やら器材もつけなきゃいけない。激しい眩暈に襲われながらも何とか器材をセットし、ウエットスーツのチャックを首まで上げた時に、胃の中に収まっていた朝ご飯の中身が一緒に上昇。
それでも、堪えました。ここで!!この人数の中!!ゲボっと(失礼)出すわけにはいかないと!!
そんな限界の体調の中、船上から海中へ逃げ込むように飛び込みました。体調は悪かったんですが、意外にも耳はスッキリ抜け、マンタはいないとはいえ、サンゴ礁に育まれたそれはそれは美しく豊かな、まさに石垣ならではの青く透明な海の中。しばしの間気持ち悪さを忘れ、色とりどりの熱帯魚と戯れ、魚になった気分でダイビングを楽しみましたv
さて、二本目。
更に海は荒れます。ほんとうに三本目にはマンタの居る海域にいけるんかや~。むしろもっと海は荒れてくるんじゃないかや~とショップの人を疑いの目で見てしまうくらい(きっとこの時の私の目は、死んだ魚のように濁っていたでしょう……)。
一本目で体力の半分以上を消費してる私。海の綺麗さでなんとか誤魔化せていた体調も限界を超え、ついにケロっとやってしまいました。しかも海の中で。
ちょっと汚い話で申し訳ないのですが、海の中でどう吐くかというと、くわえていたレギュレーターを外して、口の中のものを海中に吐き出すというか吹き出すというか…(本当に汚い話ですみません;)ともかく、重力にほとんど支配されていない海の中に、パァアアア~と撒くような状態になるんです。
体験ダイビングをやった事のある方はご存知でしょう。だいたいが、ソーセージを渡され、海の中でそれをほぐすと魚がワーっと寄ってきてくれるんです。
それと同じ事が、起こります。我先にと私の体内から出た撒き餌に、どこからかぎつけてくるのかやつらは食らいつきます。おかげで私の回りは大きいのから小さいのから魚だらけっ。
吐いた数も一回じゃないんです。もう、二回三回っ。その度に集まってくる魚ども…。あまりに気分が悪過ぎて、あれほど愛らしく思ってきた熱帯魚達を、はいもう、どいてどいて邪魔っっ!!と手でどける始末……。
ダイビングやってて初めて、「お願いっっ私を地上に帰して~!!!」と思ってしまいました……。うぅうううう~;;;
そして運命の三本目。「これからマンタのポイントに向かいます」とインストラクターさんから待望の言葉が~!!!そうよっ。その為に私はここまで来たのよ~!!!と、気分を盛り上げようとはしたのですが、次の一言で氷つきました。
「ただし、波はこんなもんじゃないです。おそらく、海の中もかなりうねってます」
………嗚呼………
……ごめんマンタ………。
せっかく会い来たのに、お母さん(誰)船酔いに勝てそうにない……………orz
そうなんです。その為に来たのに、あの具合の悪さが頭を過って、どうしてもどうしてもど~しても、「行きます」と言えなかったんです………orz
私を含めて、グロッキーだった3人の女の子は別の船で帰り、後輩を含めた数人の人は三本目へ出発して行きました。
後輩の話によると、マンタは無事見れたそうですが、船の上はすごい状態だったんですって。女性はほぼ全員が吐いて、強靭な肉体を誇る後輩の子ですら、海の中で頭痛と吐き気に襲われ、もうマンタなんてどうでもいいから帰りたいっっ。と心の中でずっと叫んていたそうです。
後で聞いた話なんですが、この時期にマンタを見るのはそんなに簡単じゃないんですって。観光雑誌には、初心者でもOK!とか、ほぼ100%!!とか書かれているけれど、何度も来ている方によれば、天候に恵まれず何度来てもまったく見れない年もあるし、酔い止めはもちろん必須。ゲボゲボ吐きながら見る人も多いとか。
そんな情報は先に聞いておきたかったよぉ~!!!!
結局、念願のマンタを見ることはできませんでしたけれど、海はすっごく綺麗だったし、美味しい沖縄料理もたくさん食べれたし、楽しい楽しい旅行でございましたvv
最終日の夜、たまたま入った居酒屋で、サプライズライブがあって、素人さんだったんですが生で三味線と歌をたっくさん聴けました~vv最後はお客皆で島唄の大合唱(笑
はぁ~vv本当に楽しかった~vv
……マンタ見れなかったけどね………(しつこい)
次の機会があったら、今度こそ船酔いに負けず頑張ろうと思いますっっ。
にしても、恐るべし船酔い。そしてもっと恐るべし船酔いしない人……。いいなぁ~~…。