私はというと、31日から親戚と弟夫婦がやってきていたので、ほっとんどKOC関係動けず、絵もかけず、座って休む暇すらもありませんでした………。
先ほどやっと彼らはお帰りになりまして、こうしてブログに取り掛かかれている次第でございます。
そんな忙しい年末年始でしたが、毎年恒例になりつつある初詣&初売り((福袋狙い)に、後輩の子と一緒にお隣群馬県まで行ってきましたー!!!!
1日の1時に寝て4時に起きてお出かけというかなりのハードスケジュールですがその辺りは仕方がありません。なにせ初売り会場のデパートは朝七時OPEN。それまでに初詣を済ませ、なんとしても店にたどり着かねばなりません!!
今年のターゲットはお隣群馬県、妙義山にある中之獄神社です。去年の榛名神社に比べれば少々パワーは落ちる(らしい)ものの、立派なパワースポーット神社です。なんかもう最近はすべて神頼みで生きてるようなもんなので、神社の選別にも気合が入ります。
初詣(もしくは二年参り)に訪れる参拝者の為に、歩くには困らない程度にはライトアップされてはおりますが、メインの参道を外れるとほとんど視界はききません。町の光も届かない山の中にあるので、とにかく暗い。
さっさとお参りを済ませて初売りに繰り出しますか~(煩悩は相変わらず)と、目の前の境内に向って歩いてゆきました。
すると、背後からやってきた、ジャージにリュックという出で立ちの小学生とそのお父さんと思しき二人組が、私達を追い越し、境内の手前でカクンと右折。
何にもないところに急に曲がって入っていったように見えて、親子の背中に視線を移すと………
Σ?!!
さ、先が見えない程の段数の超々急階段がそこにーーーーーーー!!!
や、決して大げさな表現じゃないですっっっ。人間想像を超えた何かに出会うと言葉を失いますが、ほんとその通りでっ。
またか、またなのか妙義ーーっっ!!!
どうやら、目の前にある境内は階段を登れない人の為のもの(仮というわけではないのですけれど)で、ここの真の境内は、この、先の見えない急階段を登りきった上にあるのです!!
どんだけ高いトコ好きなんですか神社の境内!!!!戸隠神社しかり、榛名神社しかり、妙義神社しかりっ。
見なかったフリをして、目の前の、すぐ傍の、ほんの数メートル先に進もうとする私に後輩が言います。
「新年早々イヤな事から逃げて、この先一年もそうやって過ごしていく気ですか?」
……二人になってからますます後輩っぽくなくなりましたねアナタ……。
まぁ確かに、ここでこの階段から逃げていたらパワーは得られない!!(気がします)汗水たらして苦労して参拝してこそご利益がある!!(気がします)
そんな訳で意を決して階段を登り始めました。
親子連れの姿はすでになく、カメラの三脚を背負った50代とおぼしき男性が、前を歩いています。
ほんの10段くらい登っただけで足ががくつき始め、冷たい鉄の手すりに捕まる手は体温を奪われてかじかみ、冷え冷えとした乾いた空気を吸う喉は枯れ、後輩も私もしゃべる元気もありません。
三脚を背負った男性がちょっと振り向いて(振り向きすぎるとバランスを崩して確実に階段下へ落下します)、
「きついよね、ここ」と笑います。
でもそう言って笑ったその人の足取りは乱れていないんだよなぁ。慣れてるのかしら。
割と素敵な人で、その一言に励まされたような感じで、残りの階段を登りきる事ができましたv
キツカッタ。ホントきつかったーー!!!!!
大岩にめり込むような形で境内が建ち(御神体?はこの大岩らしいです)、なるほど、確かに下の境内とは雰囲気がまるで違います。
なんか、ゼーハー言いながらのお参りは、新年早々情けないものがありましたが、とにかくこれでやっと新年が始まった感じですv
境内の周囲を見回してみると、「見晴台まで300M」という標識が目に入りました。階段を登りきった時点で、下仁田の町が一望できるかなり良いロケーションだったので、「見晴台」なるものはさぞかし景色が良いのだろうと、もしかしたら初日の出も拝めるかもしれないと行ってみる事にしましたが、なにせまだ周囲は暗く、ここにはライトもありません。
辛うじて遊歩道のようなものが見えるけれど、ここを進むには先ほどの階段を登る以上に勇気がいるわけで…。
でも私、「見晴台」って言葉に弱いのです。しかもたかだか300Mじゃないかっvとお気楽に思い遊歩道を進んでみると……
300M歩く、じゃなくて、300M登る、でした。登山道を。震える膝を押さえて登る事30分、崖の上の、4畳半ほどでろくに囲いもない狭いエリアが見晴らし台でした。
そして6時57分。精も根も尽き果てた状態で観た日の出がこれですー!!(まさか初日の出を見る事になるとは思わなかったので、カメラを持っていかず、携帯撮影で;;)
この見晴らし台には、一足先に階段を上っていった親子連れが居て、他には登山格好をした年配の方が3人、あの三脚を持ったナイスミドルは、隣の山の岩の上に居ました。
崖のテッペンなので周囲を遮るものが何もなく、吹かれ放題強風に吹かれ、極寒の中で見たのですけれど、すべてが報われた気がしましたー。
途中文句を言っていた後輩も、先輩のおかげで良いものがみれた、と!そうでしょう!無謀と勇気は違いますよと怒られた事を私は忘れないけどね!!(心狭っ
下の境内に戻って引いたおみくじは、なななな、なんと大吉ーーーーー!!!奇跡だー!!!!
トイレに行った後輩を待っていたら、北欧系の顔をした外人の男性二人に「HAPPY NEW YEAR」 と笑顔で近距離で挨拶をされ、大吉のご利益が早速!!と小躍りし(これだけで浮かれられる私って…)、時間が遅れたのにも関わらずお目当ての福袋も買え、とにかく良い事ずくしでございましたー!!!
今年もきっと良い年になると思いますvv
願わくば、自分だけでなく、この世界に生きるすべての方々にとって良い年でありますように。